秋田の男性は短命?深刻な寿命格差

みなさま「ハツラツ生活2017冬号」はお手元に届きましたでしょうか?

そちらでも書きましたが”健康格差”についてもう少し考えてみました。

 

統計学とかビッグデータなんて言葉から始めると少し難しく感じられる方もいるかもしれませんが、近年そういった膨大な個別データを解析して社会的に新しい指針を読み取ろうとする作業が広く行われていることは何となくご存知でしょう。単純に商売目的のものから社会的意義を含んだものまで様々あり、それは日本も例外ではなく、こんな本もよく読まれているようです。

健康格差
「健康格差 あなたの寿命は社会が決める」

健康や命というものは非常に個人的なレベルで認知されがちで、このような広い範囲からグループ分けされると、どことなく他人事のように思えてしまう方もいらっしゃるようですが、全ての基準は個人から始まった数字ですので、むしろみなさん個人に最も近いお話であることは大切な視点です。

こちらの本の中では、”秋田県の男性が短命である理由”や”東京23区で短命な足立区が取り組むプロジェクト”などの具体例をもって「個人の寿命は社会によって決められる部分がある」という主張をされています。社会ということは私たち個人の集まりですので、個人でもそういった意識を持つことを啓蒙する意味合いも含んでいるといえますね。

世界的に言えば人類史上初めて人口の半分以上が都市部にするようになった現代、それはつまり人工的につくられた環境の中で暮らす人々が増加していることとなります。もちろん自然環境も過酷ではありますが、人工環境の弊害は分かり辛い分、手遅れになるまえに”調整”を求めようと試みているわけです。

日本も随分前から「高齢化社会」と言われ、その傾向が今後ますます高まることは避けられない状況にあります。そこで国として”高齢者が増えるのは仕方ないから健康で自立できる状態を長く保ってもらう”という方針を社会構造的に進めようとしているようにも見えますね。それだけ改善されない”高齢化”が深刻であるということなのでしょう。ただ何だか国として言われると、先程も言ったように”他人事”のように聞こえる部分もありますし、ちょっと上から言われているようにもの感じてしまう方もいるような気がします。しかし、よくよく考えてみれば私たち個人に還ってくるお話ですので、住む場所の環境によって寿命が左右される事態はできるだけ避けたいもの。そして健やかな人生を長く過ごすためにも、実は既に結構たくさん発表されている、こういった情報には注意を向けていきたいですね。

「愛」がテーマのブックカフェ登場

新宿は歌舞伎町に「愛」をテーマにしするブックカフェが10月にオープンしました。その名も「歌舞伎町ブックセンター」

歌舞伎町ブックセンター 看板
歌舞伎町ブックセンター

歌舞伎町のホストクラブで働くホストの方がブックコンシェルジュとして、ご希望の愛についての本をチョイスしてくれるサービスが話題ですね。

店内にある本にはすべて色紙の帯が巻かれ3色に区別され、愛のタイプによって3つに分けられているそうです。

おっと、ブックカフェと紹介しましたが、厳密には歌舞伎町ホストグループ「Smappa!Group」の事務所1階にあるカフェスペース内に、書店スペース「歌舞伎町ブックセンター」が併設されたという感じのようです。

「歌舞伎町ブックセンター」はそのスタートからクラウドファンディングを活用するなど注目を集めました。

”コーヒー1杯と店内で本を読んでいる間にプリッツを食べさせてくれる権利(2000円)”

”ホスト書店員のLOVEが詰まったメッセージカードと文庫本を1冊プレゼント!(3000円)”

などといったコースから

”出張シャンパンコール(50000円)”

”愛のシャンパンタワー(300000円!)”

といったホストクラブらしいコースまであったようです。

なんでも「ホストは本をワンピースしか読まない」と言われ、書籍とは縁のない業種だと思われがちな風潮に変化をもたらそうという思いもあったそうで、同じ言葉をもって愛を語るホストならではの長所を書店員という形でサービスすれば需要があるのではないか?と発想されたそうです。

歌舞伎町ブックセンターの本棚
歌舞伎町ブックセンターの店内

本のラインナップを手掛けられたのは神楽坂にある「かもめブックス」の柳下恭平さん。柳下さんは、いわゆるネット文化に駆逐されていると揶揄される書籍界隈にあって、アイデアを持ってキャラ性を出すことで賑わう”キャラ書店”とも言える本屋さんの雄。(もしかしてウィークエンドシャッフル好き?)

もちろん本をオススメするにはサーブするホスト書店員さんも読書が必要となるわけですし、愛をテーマにした本をもってお客さんだけでなくホスト書店員さんも読書に慣れ親しむことができたのならば双方良しですね。

それとこれだけ歌舞伎町に地縁のある本屋さんなので、歌舞伎町に在住される岩井志麻子さんとか菊地成孔さんとか、吉田豪さんなんかとのコラボなんかも面白いんじゃないですかねえ?楽しそうです。

愛の読書によって、脳内から愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されれば、人間は幸福感を感じることができます。うん、なんと幸せプロジェクトでしょう。応援したくなる本屋さんです。

しかしこれ、歌舞伎町以外の繁華街でもイケそうですねえー

脳卒中などの要因”血圧サージ”を抑えるタオル握り

そもそそも”血圧サージ”ってなに?

以前より”モーニングサージ”などと呼ばれ、朝起きて1時間から1時間半くらいの間に生ずる急峻な血圧上昇ないし血圧高値について指摘されてきた症状ですが、最近NHKの各番組で”血圧サージ”というキーワードで取り上げられることが増えています。そこでは朝だけでなく夜間も含めた

「1日の中で急激に乱高下する血圧の変化」

といった形で紹介されています。そしてこの急変化を繰り返すことで、脳卒中のリスクは2倍~4倍にもなるそうです。さらに最近では認知症の要因の一つでもあるとされています。日本全国で900万人がこの血圧サージの症状を持っているとされてもいます。自覚症状はありません

血圧サージ
青が正常、紫が高血圧の血圧変動。赤と黄色で示されているのが血圧サージの血圧変動。正常な変動と比較すると、朝に急激に上がりすぎたり、夜になっても下がらなかったりする(NHKサイトより引用)

もちろん血圧は元より朝低く、日中に上昇して、夜に再び低くなる動きをするものですし、変化すること自体はリスクではありません。急激な変化を繰り返すことが血管壁への負荷となり、血管破裂などを誘発させることが危険視されているのです。

では、血圧サージになる要因って何でしょう?

日本高血圧学会理事の苅尾七臣(かりおかずおみ)教授(自治医科大学)によると交感神経が何からの刺激を受けて、本来ならゆるやかに上下する血圧が急激に変化してしまうそうで、交感神経を刺激する要因として次のことが挙げられています。

・加齢
・肥満
・飲酒
・塩分
・喫煙
・不眠
・ストレス

まあ、生活習慣病などではよく言われることが揃っていますね。ただ、ここまでの指摘はこれまでにも繰り返されてきましたが、先日の「NHKスペシャル 血圧サージが危ない~命を縮める血圧の高波~」では、画期的な改善法が紹介されていました。

その名は「ハンドグリップ法」

アメリカなどでは運動療法のガイドラインにも載っている方法で、専用の器具もあるようです。しかしながら日本ではその器具が販売されていないため、日野原記念クリニックの久代登志男先生が考案した方法が紹介されていました。

「タオルグリップ法」

①タオルは縦30cm、横80cmのフェイスタオル使用

②横に2回、縦に1回折る

③丸めて握る。※親指と他の指がつかないようにするのがポイント。

そしてこのタオルを全力の30%くらいの力で、1回2分として左右2回づつ交互に握るだけ。これを1日おきに4週間続けるだけで多くの方で血圧サージの生じる回数が減るそうです。

なんという簡単さでしょう。

是非とも今日から始めたいですね。

西日本は骨折しやすい?沖縄は秋田の2倍

やはり原因は食生活にありそうだということです。

大腿骨骨折図

大阪医大や骨粗鬆症財団、近畿大の研究グループが、公的医療保険を使った医療の受診記録に当たる診療報酬明細書(レセプト)の情報を全国で集めて作られた厚生労働省のデータベースを活用し、2015年の大腿骨骨折の男女別患者数を都道府県ごとにまとめ、40歳以上の10万人当たりの発生率を集計しました。その結果、全国平均を100とすると女性で最も大腿骨骨折が多いのが兵庫県の120、男性で最も多いのが沖縄県の144でした。以下は表のとおり。

骨粗鬆症グラフ

見てわかるとおり低いのは男女とも秋田、青森、岩手、宮城、北海道の順になっていますね。

研究チームの玉置淳子・大阪医科大教授(疫学)によると「気になる人は骨検診の受診、カルシウムやビタミンD、ビタミンKの摂取、運動の習慣づけや、リスクになるやせ過ぎへの注意などを心がけてほしい」とのこと。

結論として明確な原因は不明のままであることは心にとめておきたいですし、こういったデータの発表には”○○を食べるから”といった分かりやすい予測が付きものです。もちろん原理として先生のいわれる成分摂取が重要なことはハッキリしています。とはいえ気を付けたいのは、それらの食材なり成分なりを摂取すればOKといったことではないということですね。正しい生活リズムや適度な運動なんかも併せて行いたいことだと思います。