オルニチン(ornithine)

オルニチンとは自然界に広く存在する遊離アミノ酸のひとつで、体内では生合成を行うことで生成することができる成分です。オルニチンを多く含む食品としてシジミが良く知られています。シジミは飲酒の際に悪酔いを防ぐ食品として認識されている食品ですが、そこで効果を発揮するのもこのオルニチンです。平易に言うならオルニチンは男性に限らず肝機能を活性する成分で、アルコールを分解するだけでなく、ほぼ全ての薬効成分を吸収する肝臓を元気にする成分なのです。またオルニチンは人体組織を作ったり、体調を整えたりする成長ホルモンの分泌を促す効果があります。つまりオルニチンは人体に効果を及ぼす成分をより効率的に吸収力を増加させるだけでなく、それによって人体が生成されるプロセスの手助けもする、安心してバックアップを任せられる頼もしい成分なのです。

オルニチン ornithine
オルニチン (ornithine)

『参考文献』
・衛生試験法・注解2005金原出版株式会社日本薬学会編
・Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS)
・論文ID(PMID:4580434)
・論文ID(PMID:9482764)
・論文ID(PMID:3398508)
・論文ID(PMCID:PMC4569842)
・論文ID(PMCID:PMC3681597)

シトルリン(citrulline)

シトルリン(citrulline)は1930年に日本でスイカの中から発見された成分で、特に野生のスイカに多く含まれる成分です。尿素回路を構成する化合物のひとつであるアミノ酸の一種で、血行促進疲労回復筋肉増強などの効果が期待できます。

かつてシトルリンは確かな薬効が認められた「専ら医薬品」に区分されていた成分ですが、平成19年に一般成分原料として規制が緩和され、主に「血流を良くする」「運動能力を高める」「疲労の軽減に良い」「抗酸化作用がある」などと言われる効果が期待できる成分として一般に流通するようになりました。男性においては加齢によるペニス機能低下の改善を目的に、また壮年男性特有のお悩みを解消して男性自信を再増大させるサプリメントなどで非常に多く使用されるようになりました。

シトルリンが男性機能の再活性のため広く注目を集める理由として、シトルリンは通常タンパク質内には存在しない成分で、アルギニン生合成の中間体として重要な役割を果たすため、代謝産物である一酸化窒素 (NO) を介して、血管拡張などが期待できる効果に由来しているといえるのです。

Citrulline シトルリン
シトルリン(Citrulline)
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精氣根(しょうきこん)

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『参考文献』
・船山信次 アミノ酸 東京電機大学出版部
・「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
・論文ID(PMID:16798303)
・論文ID(PMID:11688916)
・論文ID(PMID:17662090)
・論文ID(PMCID:PMC4516994)
・論文ID(PMCID:PMC4377861)
・論文ID(PMCID:PMC4166726)