メラトニン(melatonin)

メラトニン(melatonin)は、脈拍・体温・血圧などを低下させる”睡眠の準備”を行う成分で、動物、植物、微生物に存在するホルモンです。

メラトニンは脳の松果体で生成されて血中濃度が高まると眠気を起こします。また目から入るブルーライト(青色の光)によってメラトニンの生成が抑制されるため、日中は眠気が起きにくく、また寝る必要のある場合にはブルーライトを遮断することで眠気を早めることが出来ると言われています。いわゆる体内時計など生体リズムの調整の働きをする成分で、日光を浴びない生活が続くと睡眠リズムが乱れますし、睡眠を誘うメラトニンが不足するため十分な入眠ができづらくなります。また年齢を重ねるとメラトニンの生成量が減少するため、睡眠問題が発生しやすくなることの原因ともされています。

しかしながらメラトニンは日本国内での製造・販売が認めておらず、一般にはトリプトファンなどの形で摂取することで、体内でトリプトファン→セロトニン→メラトニンの順で生成されることを目指します。

melatonin
メラトニン(melatonin)

『参考・参照元』
西野精治「スタンフォード式最高の睡眠」
Journal of Human Ergology 30 巻 (2001) 1-2 号 273-278
・論文ID(NAID)40021229792
・論文ID(NAID)130005519769
・論文ID(NAID)40021192253

朝鮮人参(KoreanPanaxGinseng)

KoreanPanaxGinseng 朝鮮人参

朝鮮人参(KoreanPanaxGinseng)は別名を高麗人参や御種人参(オタネニンジン)と呼ばれる、主に東アジアに生息する植物です。朝鮮人参はその名から野菜の人参を連想されますが全く別種のもので、日本では江戸時代中期頃から薬用として重用されてきましたがその後、日本では医学の西洋化にともなって朝鮮人参は使用されなくなりました。朝鮮人参はただでさえ栽培が困難であり、収穫まで4年以上の歳月が必要であることもあって、非常に高価な薬用素材として珍重されています。朝鮮人参はその根の部分に薬効があるとされ、中国では強壮剤として名の知れた生薬です。朝鮮人参はペニスのお悩みを抱える男性にとっては非常に改善効果が期待される代表的な原材料で、特に野生の朝鮮人参の方が薬効が高いとされ、ペニス機能改善を望む男性達にとっては高価であるにも関わらず、男性機能を活性させるために強く求められています。

KoreanPanaxGinseng 朝鮮人参
朝鮮人参(KoreanPanaxGinseng)

『参考文献』
・「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
・松田秀秋、井戸康子、久保道徳、寒川慶一 (1997) “薬用人参の薬理学的研究(第 12 報) : 紅参のラット皮膚血流改善作用” 和漢医薬学会大会要旨集 14, 57, 1997-08-14
・論文ID(PMID:20134405)
・論文ID(PMID:18490845)
・論文ID(PMID:20641058)
・論文ID(PMCID:PMC4452533)
・論文ID(PMCID:PMC3659641)