一週間で体が若返る簡単体操とは?

たった一週間で体が若返ることで注目を集める運動をご存知でしょうか?

老若男女を問わず運動神経が良くなるという優れものの運動で、しかもチョー簡単!なのだそうです。その体操の名前は

「くねくね体操」「がにがに体操」

と言います。先日NHKの「ガッテン!」でも”カラダ若返りSP 1週間で動ける体が復活!”として取り上げられたことで一層の注目が集まっていますね。

考案者は体育学を専門とされる徳島大学の荒木秀夫教授。

なんでもこの運動で普段使っていない運動神経を刺激することになって一週間続けるだけで筋力、バランス力、柔軟性が劇的に良くなるとのこと。荒木教授は全国の小学校や幼稚園などに実際に赴き指導をされているそうで、その効果もあってか2013年から東京都が、幼稚園、小学校、中学校、高校に、導入を開始したそうです。凄いですね

運動神経って、体を動かすことで命令信号が電気的に通じることでその伝達スピードが維持され、それだけで運動能力の低下を防ぐことができるのだそうです。しかもそうするために激しい運動は必要なくて、簡単な運動を続けることの方が必要だとのこと。たぶん激しい運動というのは筋力をつけること必要な人がすることなのでしょうね。反対にしばらく神経の中を命令信号が通じないでいると体が勝手に”必要ない”と判断をして筋肉を減らしてしまうそうです。

簡単に言うとあれですよ。”運動会あるある”としてよく言われる「お父さんが子供の運動会で走ったら体がついてこなくて思い切り転ぶ」というのもこの説明上にある現象だとのことです。

また、アメリカのオハイオ大学、ブライアンクラーク教授はこう言います。

「筋肉は神経の操り人形でしかない」

つまり運動神経というものは、神経を通じて命令信号をいかに機敏に筋肉へ届けることができるか、という意味なのですね。

教授はさらなる研究結果からこうも言います。

運動神経はイメージするだけで、実際に身体を動かさなくても維持できる

なんでも手首を一ヶ月間固定し、その間に手首を動かすイメージをし続けた人と、イメージしなかった人では、明らかにイメージしなかった人の方に筋力低下が確認できたそうです。これは驚きですね。つまりイメージをすることで神経の中に命令信号を通すだけで筋力は落ちないことが明らかになったそうです。

 

加齢によって運動神経は減りやすく、そして筋力は落ちやすくなるもの。

そこで日頃から簡単な運動を行ったり、最低でも運動するイメージをすることで身体の運動機能が保たれ、さらには平均的な運動能力を上回る若返りまですることが可能となるということなんですね。

最近ちょっと「体がついてこない」「動きにキレがなくなってきた」なんて感じ始めた人は、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

 

先日放送された「ガッテン!」の動画がありましたので

ご興味のある方は参考にしてみてください。

 

あなたの余命は歩行速度で計算できる

日本には古くから『矍鑠』という言葉があります。”かくしゃく”と読みます。

年をとっても、丈夫で元気のいい様子。という意味ですが、それはつまり古くから年を取ると見るからに丈夫でなく元気がない様子になることが前提認識にあるという証左ですね。

「あの方はいつも矍鑠とされてご病気なんて無縁そうねー」

などといった風に使われますが、こういったセリフはお年寄りの所作を見て語られる訳ですから、動作が早いことなどを見て判断されるわけです。

先日この人的知覚から語られてきた因果が科学的に明らかにされました。

Gait speed and survival in older adults.(高齢者の歩行速度と生存)

つまり歩くスピードで、人間の余命が計算できることが証明されたのです。

 

解明は米国ピッツバーグ大学老年医学部門のMD MPH、Stephanie Studenski氏らによるもので、JAMA誌2011年1月5日号に掲載されたこの研究は、合計34,485人を対象に6~21年をかけて追跡調査された統計解析の結果でわかったものです。

既に分かりやすくグラフ化されているものがありましたので参照として置いておきますね。10mを歩く速度と年齢から余命が一目瞭然でわかります。(参照引用元:ブログ「リハビリmemo」さん)

歩行速度 余命 walk men

歩行速度 余命 walk women

筋力を中心に代謝や各機能が統合的に表れる歩行は、人体の成績表とも言える指針で、今回の研究はそれを数値的に明確にしたものです。

簡単に言うならば早く歩ける方の余命が長いことが明確に分かりますし、早く歩くには筋力の維持が重要だということ。そして早く歩くには歩幅は大きめに上半身も使って有酸素運動を行うわけで、これまであらゆる角度から日々のウォーキングの有効性が語られてきましたが、今回新たな指針が提示されたこととなりますね。目安は1秒で80cmの歩行が基本となり、それを上回る歩行速度ですと余命が平均を上回ります。1秒で1.2mだとベストだと言えそうです。

とはいえ、いきなりは難しいこともあるでしょう。最近は筋力減少を抑えるサプリなどもありますし、無理なく毎日の歩行を心がけるところから始めてみてはどうでしょうか。

 

★★誰でもラクラク筋力増加サポートサプリ「MDX」

 

【参照論文】

Studenski S et al. Gait speed and survival in older adults. JAMA. 2011 Jan 5;305(1):50-8.