オルニチン(ornithine)

オルニチンとは自然界に広く存在する遊離アミノ酸のひとつで、体内では生合成を行うことで生成することができる成分です。オルニチンを多く含む食品としてシジミが良く知られています。シジミは飲酒の際に悪酔いを防ぐ食品として認識されている食品ですが、そこで効果を発揮するのもこのオルニチンです。平易に言うならオルニチンは男性に限らず肝機能を活性する成分で、アルコールを分解するだけでなく、ほぼ全ての薬効成分を吸収する肝臓を元気にする成分なのです。またオルニチンは人体組織を作ったり、体調を整えたりする成長ホルモンの分泌を促す効果があります。つまりオルニチンは人体に効果を及ぼす成分をより効率的に吸収力を増加させるだけでなく、それによって人体が生成されるプロセスの手助けもする、安心してバックアップを任せられる頼もしい成分なのです。

オルニチン ornithine
オルニチン (ornithine)

『参考文献』
・衛生試験法・注解2005金原出版株式会社日本薬学会編
・Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS)
・論文ID(PMID:4580434)
・論文ID(PMID:9482764)
・論文ID(PMID:3398508)
・論文ID(PMCID:PMC4569842)
・論文ID(PMCID:PMC3681597)