大人の趣き「フェチフェス」って?

みなさん「フェチフェス」ってご存知でしょうか?

フェチフェス
フェチフェス12

なんでも2013年1月から始まったイベントで、フェティシズムをテーマにしたジャンルを問わない即売・パフォーマンスイベントです。押しなべてエロスとの親和性が高いため未成年は参加できない成人向けのイベントでもあります。

本当ならここでアレコレ画像なりをご紹介したいところですが成人向けでもあり、ご興味ある方は”フェチフェス”で検索してみますと、なかなか刺激的な画像が並びますので、雰囲気お分かりいただけるのではないでしょうか。

この「フェチフェス」の代表をされているのが、”佐藤★サド”さんという映像監督などをされている方。公式(なのかな?)サイトには「世界に誇るジャパニーズ”フェチ”という共通テーマの元にアーティスト・コスプレイヤー・セクシー女優とジャンルの境界線を越えたボーダレスな即売会&パフォーマンスイベントです。」とあるように、いわゆる定義としての”フェチ”とは意義が違うとも思えますが、そこは広い許容をもって解釈いただき、日常に照らされるのをためらう”自分らしさ”を思い切り放出するのが、大人の態度かと思います。

もっともらしい物言いをするならば、ここ数年ますますマイノリティな方の立ち位置が議論される場面が増えています。特に欧米では過激な対立にまでなるほどで、日本ではニュースにこそなる機会はあれど、それほどではない印象があります。議論としての問題の域を出て、現実を踏まえた意識を持って社会が許容するのには、もう少し時間が必要なのかもしれないなと思うのです。というよりも時間を経ることで馴染むことが必要なのじゃないかと考えるのです。

そういった意味をふまえた上で、こういったイベントが継続されることって凄く大切なことなんじゃないかと思いますね。

ちなみに先日、1月28日に「フェチフェス12」を盛況のうちに終え、次回は4月29日に「フェチフェス13」が開かれるそうです。

ご興味のある大人の方は、足を運ばれてはどうでしょうか。

○詳しくは ”フェチフェスフロンティア” のサイトまで。

人間細胞を「若返らせる」ことに成功

なんと”また” 今度は英エクスター大学とブライトン大学の共同研究グループが人間の細胞を若返らせることに成功したそうです。

BMC
学術誌「BMC Cell Biology」オンライン

現代から未来にかけてのしばらくの間、人類にとって「若返り」は医学界におけるトレンドワードのトップに君臨することは確実だと思います。

少し嫌な表現になるかもしれませんが、世界の富の大半は先進諸国に集中している状況にあって、その先進諸国がもれなく”高齢化社会”となってしまっている以上、「若返り」に視線が注がれることは必然なわけですね。

そうした中で今回発表された内容をざっと要約してみましょう。

一つの細胞は寿命を終えると死滅してしまいます。そこで細胞は分裂という手段で組織の維持をします。単純に言いますと、分裂が死滅を上回れば組織が大きくなって”成長”するわけです。

この細胞が分裂できる回数には限りがありまして、これを司るのが”テロメア”という仕組でして、分裂するたびにテロメアの長さが短くなって、ある長さより短くなると分裂が止まるわけです。分裂が止まった細胞は劣化の道をたどって死滅します。そこでこのテロメアが短くならないことに成功したというのが今回の研究成果ということです。

そしてそのテロメアの長さを保つことが出来た成分が、赤ブドウ、赤ワイン、ダークチョコレートに含まれるポリフェノールの一種の”レスベラトロール”ということ。昔から「赤ワインはお肌の若返りに良い」なんて聞いたこともあるかと思いますが、それを裏付けるようなお話にも思えますね。

ただ少し冷静に考えてみますと、冒頭でも言いましたように近年の医学界では若返りであったりアンチエイリアシングな話題が多くありまして、実は今回のような”細胞の若返りに成功”なんて話題も色々とあるわけです。ハーバード大学の研究チームなどが発表した”NAD”なんて成分や、日本の企業が開発した”NMN”なんてのも少し前に話題になりました。

「え?どれが正しいの?」

そう思う人もいるのではないでしょうか。しかしこれらの全ては”嘘ではない”のです。正しい手順で行われた実験などから発表された事実なのですから、それぞれが一つの真実であることに間違いはないのです。

そもそも研究結果というものは、発表された後に反証され、確証とされるもの。そしてそれが実用化できるレベルに調整されることで私たちが使用できるようになる手順をふみます。

ですので今回の研究も含め、こういった魅力的なニュースから安直に「じゃあ赤ワインを一杯飲もう」や「チョコレートを沢山食べよう」なんていう行動は控えた方がよいなと思うわけですよ。もちろん実用化されて個々人の期待に応えられるものとなってもらえることを望みますし、そうなったら私も一番にその恩恵にあずかりたいと企んでいる1人なのですから。

 

【参考サイト】

「BMC Cell Biology」https://bmccellbiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12860-017-0147-7