イチョウ葉(Ginkgo Biloba)

イチョウの葉
イチョウの葉(Ginkgo biloba)

イチョウ葉(Ginkgo Biloba)エキスとは文字どおり日本でも馴染みのある樹木のイチョウの葉部分から一定の成分を抽出したもの。イチョウは世界古来の樹木の一つで「生きた化石」とも呼ばれ約2億5千年前から生存している植物です。

イチョウ葉エキスの成分については、歴史的にその有用性を探る研究が多くされており「記憶の改善」「脳機能障害の改善」「末梢循環障害の改善」などの効果が報告されています。ドイツやフランスでは医薬品として治療に用いられています。ところが日本では馴染みのあるイチョウですが、世界的にはレッドリストの絶滅危惧IB類に指定されており、このイチョウ葉エキスもドイツやフランスへ輸出されています。イチョウの実である銀杏は食用にもされることがあることから、銀杏を食べれば同じじゃないか?と考える方もいますが、イチョウ葉や銀杏には有毒成分の”ギンコール酸”が含まれており成人が一般的に食する分に問題は無いものの、健康成分として摂るにはシッカリと精製されたものであることが前提となります。


『参考・参照元』
「α-リポ酸・イチョウ葉エキス・L-カルニチン含有健康食品の認知機能改善効果」(日本補完代替医療学会誌 5 巻 (2008) 2 号 135-143)
・DOI: https://doi.org/10.1073/pnas.182425199
・論文ID(PMID: 2044394)
・論文ID(NAID)10013352768