西日本は骨折しやすい?沖縄は秋田の2倍

やはり原因は食生活にありそうだということです。

大腿骨骨折図

大阪医大や骨粗鬆症財団、近畿大の研究グループが、公的医療保険を使った医療の受診記録に当たる診療報酬明細書(レセプト)の情報を全国で集めて作られた厚生労働省のデータベースを活用し、2015年の大腿骨骨折の男女別患者数を都道府県ごとにまとめ、40歳以上の10万人当たりの発生率を集計しました。その結果、全国平均を100とすると女性で最も大腿骨骨折が多いのが兵庫県の120、男性で最も多いのが沖縄県の144でした。以下は表のとおり。

骨粗鬆症グラフ

見てわかるとおり低いのは男女とも秋田、青森、岩手、宮城、北海道の順になっていますね。

研究チームの玉置淳子・大阪医科大教授(疫学)によると「気になる人は骨検診の受診、カルシウムやビタミンD、ビタミンKの摂取、運動の習慣づけや、リスクになるやせ過ぎへの注意などを心がけてほしい」とのこと。

結論として明確な原因は不明のままであることは心にとめておきたいですし、こういったデータの発表には”○○を食べるから”といった分かりやすい予測が付きものです。もちろん原理として先生のいわれる成分摂取が重要なことはハッキリしています。とはいえ気を付けたいのは、それらの食材なり成分なりを摂取すればOKといったことではないということですね。正しい生活リズムや適度な運動なんかも併せて行いたいことだと思います。

一週間で体が若返る簡単体操とは?

たった一週間で体が若返ることで注目を集める運動をご存知でしょうか?

老若男女を問わず運動神経が良くなるという優れものの運動で、しかもチョー簡単!なのだそうです。その体操の名前は

「くねくね体操」「がにがに体操」

と言います。先日NHKの「ガッテン!」でも”カラダ若返りSP 1週間で動ける体が復活!”として取り上げられたことで一層の注目が集まっていますね。

考案者は体育学を専門とされる徳島大学の荒木秀夫教授。

なんでもこの運動で普段使っていない運動神経を刺激することになって一週間続けるだけで筋力、バランス力、柔軟性が劇的に良くなるとのこと。荒木教授は全国の小学校や幼稚園などに実際に赴き指導をされているそうで、その効果もあってか2013年から東京都が、幼稚園、小学校、中学校、高校に、導入を開始したそうです。凄いですね

運動神経って、体を動かすことで命令信号が電気的に通じることでその伝達スピードが維持され、それだけで運動能力の低下を防ぐことができるのだそうです。しかもそうするために激しい運動は必要なくて、簡単な運動を続けることの方が必要だとのこと。たぶん激しい運動というのは筋力をつけること必要な人がすることなのでしょうね。反対にしばらく神経の中を命令信号が通じないでいると体が勝手に”必要ない”と判断をして筋肉を減らしてしまうそうです。

簡単に言うとあれですよ。”運動会あるある”としてよく言われる「お父さんが子供の運動会で走ったら体がついてこなくて思い切り転ぶ」というのもこの説明上にある現象だとのことです。

また、アメリカのオハイオ大学、ブライアンクラーク教授はこう言います。

「筋肉は神経の操り人形でしかない」

つまり運動神経というものは、神経を通じて命令信号をいかに機敏に筋肉へ届けることができるか、という意味なのですね。

教授はさらなる研究結果からこうも言います。

運動神経はイメージするだけで、実際に身体を動かさなくても維持できる

なんでも手首を一ヶ月間固定し、その間に手首を動かすイメージをし続けた人と、イメージしなかった人では、明らかにイメージしなかった人の方に筋力低下が確認できたそうです。これは驚きですね。つまりイメージをすることで神経の中に命令信号を通すだけで筋力は落ちないことが明らかになったそうです。

 

加齢によって運動神経は減りやすく、そして筋力は落ちやすくなるもの。

そこで日頃から簡単な運動を行ったり、最低でも運動するイメージをすることで身体の運動機能が保たれ、さらには平均的な運動能力を上回る若返りまですることが可能となるということなんですね。

最近ちょっと「体がついてこない」「動きにキレがなくなってきた」なんて感じ始めた人は、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

 

先日放送された「ガッテン!」の動画がありましたので

ご興味のある方は参考にしてみてください。