ん?”人間レストラン”って何だ?

みなさん「人間レストラン」ってご存知ですか?

に・ん・げ・ん・レ・ス・ト・ラ・ン

これを略すとNNGNとなるようです。

2018年7月にオープンしたばかりのお店。

お店の場所は東京新宿歌舞伎町。しかも昔の歌舞伎町らしさが残る”さくら通り”沿いにお店はあります。ファミマの隣の”入りずらい”階段をのぼった4階にあります。

NNGN1
目印は”18禁”マークの階段

あの!今、訪日外国人の人気スポットとなっている

あの!「ロボットレストラン」の対面に位置します。

よく見ると入口に看板はありますが、ド派手なロボットレストランの閃光にかすんでしまっているのでご注意を。

NNGN2
入口の看板

ま、あれです。要するにロボットレストランから色々あやかって始まったお店だそうで、失礼ながら”出オチ”かな?との確認の意味をふくめて行ってみたんですが、はたしてどんなお店なのでしょう?

階段の途中にあるムフフな誘惑を横目に4階を目指します。

NNGN3
入口扉

なんとなく、歌舞伎町だしゴールデン街近いしで、アングラ文化の流れをくんだ小汚く痩せたロン毛の青年がカウンター内で黙って立ってるバーみたいなイメージを勝手にしていたので、入って驚きました。

意外や意外(失礼!)で綺麗なカッコイイお店でした。そして広かった。

店長さんも暗いロン毛の青年ではなく、気さくで明るい美人さんでした。

NNGN4
顔出しNGの店長さん

簡単に言えばお洒落でアットホームな飲み屋さんです。座敷もある。ロボットレストランもそうですが、ご飯を食べるというよりは雰囲気を楽しみながらグラスを傾けるのが良さそうですね。けっこうお酒も揃ってますよ。

NNGN6
珍しいオットセイのお酒

ベランダもあるので、正面に広がるロボットレストランのド派手なネオンを浴びながら新宿を感じるのが”おつ”です。

NNGN5
ベランダ

夕方6時から朝5時までやっているので、歌舞伎町で遊び疲れた時に転がり込むのに便利じゃないでしょうか。

あ、いや、階段が急なので転がり落ちないよう注意は必要ですからねー

 

公式サイト「人間レストラン」→https://nngn.jp/

ちなみに以前に紹介した「歌舞伎町ブックセンター」と同じ

ホストクラブを運営する”スマッパグループ”のお店のようで

知らずに行っちゃうくらいどうも相性がいいみたいですー

「愛」がテーマのブックカフェ登場

新宿は歌舞伎町に「愛」をテーマにしするブックカフェが10月にオープンしました。その名も「歌舞伎町ブックセンター」

歌舞伎町ブックセンター 看板
歌舞伎町ブックセンター

歌舞伎町のホストクラブで働くホストの方がブックコンシェルジュとして、ご希望の愛についての本をチョイスしてくれるサービスが話題ですね。

店内にある本にはすべて色紙の帯が巻かれ3色に区別され、愛のタイプによって3つに分けられているそうです。

おっと、ブックカフェと紹介しましたが、厳密には歌舞伎町ホストグループ「Smappa!Group」の事務所1階にあるカフェスペース内に、書店スペース「歌舞伎町ブックセンター」が併設されたという感じのようです。

「歌舞伎町ブックセンター」はそのスタートからクラウドファンディングを活用するなど注目を集めました。

”コーヒー1杯と店内で本を読んでいる間にプリッツを食べさせてくれる権利(2000円)”

”ホスト書店員のLOVEが詰まったメッセージカードと文庫本を1冊プレゼント!(3000円)”

などといったコースから

”出張シャンパンコール(50000円)”

”愛のシャンパンタワー(300000円!)”

といったホストクラブらしいコースまであったようです。

なんでも「ホストは本をワンピースしか読まない」と言われ、書籍とは縁のない業種だと思われがちな風潮に変化をもたらそうという思いもあったそうで、同じ言葉をもって愛を語るホストならではの長所を書店員という形でサービスすれば需要があるのではないか?と発想されたそうです。

歌舞伎町ブックセンターの本棚
歌舞伎町ブックセンターの店内

本のラインナップを手掛けられたのは神楽坂にある「かもめブックス」の柳下恭平さん。柳下さんは、いわゆるネット文化に駆逐されていると揶揄される書籍界隈にあって、アイデアを持ってキャラ性を出すことで賑わう”キャラ書店”とも言える本屋さんの雄。(もしかしてウィークエンドシャッフル好き?)

もちろん本をオススメするにはサーブするホスト書店員さんも読書が必要となるわけですし、愛をテーマにした本をもってお客さんだけでなくホスト書店員さんも読書に慣れ親しむことができたのならば双方良しですね。

それとこれだけ歌舞伎町に地縁のある本屋さんなので、歌舞伎町に在住される岩井志麻子さんとか菊地成孔さんとか、吉田豪さんなんかとのコラボなんかも面白いんじゃないですかねえ?楽しそうです。

愛の読書によって、脳内から愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されれば、人間は幸福感を感じることができます。うん、なんと幸せプロジェクトでしょう。応援したくなる本屋さんです。

しかしこれ、歌舞伎町以外の繁華街でもイケそうですねえー