アルギニン(arginine)

アルギニン arginine

アルギニンとは数あるアミノ酸の中でも最も塩基性が高いアミノ酸で、成長ホルモンの分泌を促進したり、筋肉組織を強くしたり、免疫力を高めるなど、簡単に言うなら体を強くするためには欠かせない成分である。アルギニンはこういった重要な役割を担うため、必須アミノ酸ではないが特に成長期の子供などには必要不可欠な成分であるとされ、そのため条件付き必須アミノ酸と呼ばれたりもします。アルギニンにはこうした効果とは別に体内で発生したアンモニアを解毒する作用もあったり、血管を拡張して血流を増大させる作用もあるため、体内循環を良好にしてくれるため、あらゆる成分を体の隅々まで行きわたらせ、効率良くそれらの効果を発揮するサポート的働きもする成分である。つまりアルギニンがもたらす効果だけでなく他成分の効果を陰から助ける作用も期待されるのである。

アルギニン arginine
アルギニン (arginine)

『参考文献』
・「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
・馬渡一徳 アミノ酸の生理機能 Ajico News No.206
・論文ID(PMID:10694193)
・論文ID(PMID:12356784)
・論文ID(PMID:9366309)
・論文ID(PMCID:PMC4377861)
・論文ID(PMCID:PMC4726550)

HMB(3-ヒドロキシイソ吉草酸)

HMB(3-Hydroxy 3-MethylButyrate)は日本では3-ヒドロキシイソ吉草酸とも呼ばれる必須アミノ酸であるロイシンの代謝中間体のひとつです。

HMB筋肉量の増大あるいは加齢による筋肉量の減少抑制を目的とした研究に用いられたり、主にヨーロッパでボディビル用サプリメントとしてカルシウム塩(英)などの形で販売されています。一日あたりHMBカルシウム塩(英)を3グラム摂取することで筋肉量の増加筋肉減少の抑制筋肉の修復耐久性増加を助ける可能性があるとされています。

筋トレに多く用いられるものとしてはプロテインが有名ですが、このプロテインが体内で代謝されることで必須アミノ酸のロイシンとなり、さらにロイシンからHMBに代謝されて体内に吸収されるとされます。 また70歳代の老人においても筋肉量の増加体脂肪減少が実験により確認されており、老年性の筋力低下をサポートする目的での利用もされています。広くはがん悪液質、糖尿病、エイズ、火傷などいくつかの体重が減少する疾患においてHMBが症状改善につながらないか研究がなされつつあり、世界的に注目を集める成分の一つです。

HMB,3-Hydroxy 3-MethylButyrate,3-ヒドロキシイソ吉草酸
HMB (3-Hydroxy 3-MethylButyrate,3-ヒドロキシイソ吉草酸)
muscle deluxe
マッスルデラックス(MDX)

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『参考文献』
・論文ID(NAID:40019256098)
・論文ID(doi: 10.1128/AEM.01917-10)
・論文ID(doi: 10.1046/j.1439-0396.2000.00272.x)
・論文ID(doi: 10.1177/0148607100024003133)