宮城県の南三陸町に行ってきました

今年は3月11日が月曜日なので前日の10日に宮城県本吉郡南三陸町にうかがいました。

戸倉方面からの眺め

JR気仙沼線がいまだ復旧できておらず、始発の「前谷地」駅から「柳津」駅までは路線は健在ですが、そこから気仙沼までは BRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム) という方式で運行されています。要するにバスでの運行です。南三陸町の繁華街「南三陸さんさん商店街」の一番近いところで下車するなら「志津川」駅がいいですね。

志津川駅で降り、少し歩くと震災遺構として残されている「ブライダルパレス高野会館」があります。

「ブライダルパレス高野会館 」

復興市から始まった「南三陸さんさん商店街」も2017年に本設商店街がリニューアルオープンし、今では多くのお店が立ち並んでいます。飲食店やお土産物屋さんだけでなく、コンビニや電気屋さん、散髪屋さん、服屋さんなどがあり、観光インフォメーションセンターではレンタルの自転車も借りれます。商店街の周りにも個別に営業されているお店も沢山ありますので、食べ歩きするにも一苦労といった感じですね。広い駐車場には車やバス、バイクがひっきりなしに出入りするほど行き交い、この時期だからなのか、日曜日だからなのか、非常に多くの来訪者さんがいらっしゃいました。

「南三陸さんさん商店街」

公式ホームページはこちら→「南三陸さんさん商店街

南三陸では当地を代表するブランドグルメとして「南三陸キラキラ丼」を商店街の内外の海鮮系飲食店さんで食べられます。四季に合わせて年間4種類のテーマにそって新鮮で豪華な海産物がリーズナブルな価格で味わえます。お店によっても違いがあるので、どれを食べようか迷ってしまうほどですね。

「食事処松原」の”南三陸キラキラ春つげ丼”(2019年バージョン)

商店街ではイベントなんかも頻繁に行われているようで、この日は「そばめし&ライブ」として、200食のそばめしが振る舞われて音楽ライブが行われていましたね。ラッキーでした。

1日だけしか居ませんでしたが天気にも恵まれて、レンタル自転車で町内を走り回って食べ歩きをしたり、お土産を買い込んだりと楽しい一日が過ごせました。

感想を言うと。昨年うかがった陸前高田もそうですが、甚大なダメージを受けた地区では8年を経て”やっと片付いた”という状態でしかなく、もちろんこれを機に新たな区画整理もおこなわれているのですが、まだ復興というにはほど遠い状態でした。これといって何かを言えるほど実態も分っていませんがまた遊びにきたいなと思いました。実は、狙っていたお店がお休み期間だったのでリベンジしたいんです!

南三陸病院にある碑

18歳の「性」の実態が発表されました(日本財団)

今どきの18歳は「性」に対してどう思っているのか?そして実際にどんな風にセックスをとらえて性と向き合っているのか?といった状況についての発表がありました。

やっぱりスマホが・・・

調査をしたのは「日本財団」さんです。

詳しくはこちら→「日本財団「18歳意識調査」第6回 テーマ:セックスについて」

昨年2018年で6回目となるこの調査ですが、性病やオナニー、避妊といった話題にまで触れる内容で、将来をになう現代の若者がセックスについてどう考えているのかが分かるものになっています。

大人の側から見れば「昔は○○だった」「今時の若者は○○」といった文脈でとらえられるかもしれませんが、私的な目線で感想を言うなら「あまり変わらないな」です。もちろん情報があふれる現代社会に生きているので、情報源がインターネットやSNSだったりはしますが、それを受け取る若者側の反応は昔と大差ないなと感じました。

若者の初体験の時期が早くなったと言われますが、そこまで昔と違いは無いように思いますし、性病が怖いとか避妊は大切といった回答が多いことを見ても特異に性状況が変わっていることは無いようです。

ただ、こちらの報告で取り上げられている「学校での性教育40.9%が役立たず 」というポイントについては考えさせられました。教育という観点から見れば若者の認識にまで影響を与えるものであって欲しいというのは分かる要望です。しかし性といった話題についてどこまで教えることが出来るのか?いわゆる技術説明的な教えでは、認識にまで影響を与えるのは弱いでしょうし、意識を向けるにはある程度の興味をひく切り口も必要となります。この線引きって実際の現場ではとても判断が難しいラインだと思うんです。

そもそも論として、若者の進路について性教育というのがほとんど関係がないこともありますし、残りの40%には家庭でもフォローするっていう手段があってもいいんじゃないかと思いますね。全部が全部を学校に押し付けるという論調もよく見かけますが、こと性教育については家族の問題としての側面もありますし、学校と家庭である程度の連携をもって”合わせて一本”といった感じで教えていくのがいいんじゃないかなーと思うのでした。