霊芝(ganoderma lucidum)は古くから三秀、芝などと呼ばれ、中国でも後漢時代(西暦25~220年)から命を養う延命の霊薬として様々な薬効目的で用いられてきたキノコの一種です。霊芝はサルノコシカケ科に属し、別名でマンネンタケ(万年茸)とも言われる一年生のキノコで、門出茸、仙草、吉祥茸、霊芝草、赤芝などの呼称の他にも色の違いで紫芝、黒芝、青芝、白芝、黄芝と呼ばれるものもある。中国から薬膳知識が伝来した日本でも民間においてその薬効は広く利用され、生活習慣病の改善だけでなく男性にとっては滋養強壮を目的とし、低下したペニス機能回復や性欲増大する薬として知られてきました。しかし霊芝は山林などに自生はするものの、湿気が多い深山にある古木10万本の中から数本からしか採取できない貴重なもので、昔の中国では霊芝を見つけても家族にすら秘密にしたり、村をあげてお祝いをしたりするほどなのです。
『参考文献』
・厚生労働省「健康食品」の安全性・有効性情報
・木崎国嘉 霊芝の効用 ヘルス研究所
・「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
・論文ID(PMID:15118318)
・論文ID(PMID:12916709)
・論文ID(PMCID:PMC3585368)
・論文ID(PMCID:PMC3201987)
・論文ID(PMCID:PMC4359883)