メラトニン(melatonin)

メラトニン(melatonin)は、脈拍・体温・血圧などを低下させる”睡眠の準備”を行う成分で、動物、植物、微生物に存在するホルモンです。

メラトニンは脳の松果体で生成されて血中濃度が高まると眠気を起こします。また目から入るブルーライト(青色の光)によってメラトニンの生成が抑制されるため、日中は眠気が起きにくく、また寝る必要のある場合にはブルーライトを遮断することで眠気を早めることが出来ると言われています。いわゆる体内時計など生体リズムの調整の働きをする成分で、日光を浴びない生活が続くと睡眠リズムが乱れますし、睡眠を誘うメラトニンが不足するため十分な入眠ができづらくなります。また年齢を重ねるとメラトニンの生成量が減少するため、睡眠問題が発生しやすくなることの原因ともされています。

しかしながらメラトニンは日本国内での製造・販売が認めておらず、一般にはトリプトファンなどの形で摂取することで、体内でトリプトファン→セロトニン→メラトニンの順で生成されることを目指します。

melatonin
メラトニン(melatonin)

『参考・参照元』
西野精治「スタンフォード式最高の睡眠」
Journal of Human Ergology 30 巻 (2001) 1-2 号 273-278
・論文ID(NAID)40021229792
・論文ID(NAID)130005519769
・論文ID(NAID)40021192253

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